カナダを拠点とするレストランチェーン「Earls Kitchen + Bar」は、2025年10月8日にハワイ州ホノルル市ワイキキに同ブランド初となるハワイ店舗を開業する。店舗はカラカウア通り沿い、旧「Atlantis Seafood & Steak」および「California Pizza Kitchen」の跡地にオープンし、面積は約12,900平方フィート。総席数は323席を予定している。
同社は開業に向け、接客、調理、マネジメント職を中心に360人以上の従業員を採用する計画で、8月15日にはプリンス・ワイキキにて初の採用フェアを実施する。また、オンラインでの応募も受け付けている。給与水準は業界平均を上回る「競争力のある水準」としており、医療保険、社員割引、食事補助、研修制度、キャリア支援制度なども用意される。
Earls Kitchen + Barは1970年代にカナダで創業し、現在は北米で70店舗以上を展開。従業員数は7,000人を超える。ハワイ店はアメリカ国内で11番目の出店であり、フロリダ州マイアミやフォートローダーデールにも近年新規出店を行っている。2026年初頭にはテネシー州ナッシュビルへの進出も予定。
新店舗「Earls Waikiki」は屋内外一体型の設計となっており、営業時間は平日が午前11時から深夜まで、週末は午前10時から営業を開始。午後2時～5時と午後10時以降にはハッピーアワーも実施予定。
料理メニューには、USDA認定のプライムステーキ、韓国風リブ、シーフード料理などを提供。ドリンクでは、ハワイ島の「Kuleana Nanea Rum（クレアナ・ナネア・ラム）」を使用したマイタイなど、ローカル食材を生かしたカクテルを展開する。
店舗内装は、かつて同地に存在した「Waikiki 3 Theatre」（1936年開業、2002年閉館）のアール・デコ建築に着想を得ており、地元アーティストの作品やトロピカル植物などを随所に配置。観光地ワイキキの雰囲気に調和するデザインを目指したという。
Earlsの地域ディレクター、ブレイデン・マシューズ氏は「Earlsは社内昇進の文化が根付いており、ハワイでもその機会を提供したい」と述べ、地域雇用と人材育成への貢献に意欲を示している。
Earls Waikiki
#201-2280 Kalakaua Avenue, Honolulu, HI
808-751-2299
https://earls.ca/locations/earls-waikiki/
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